「物件探しは運命の人と同じ。自分の思い描いたイメージにぴったり合った家が、必ず見つかりますよ。」十数年前、家を探していた私たち夫婦に、不動産業者はそう話してくれた。まあ、一種の売り文句だと思って、その時はさらっと聞き流していたけれど、何十件と新築や中古物件を見て歩いていたある日、ついに「運命の物件」に出会ったのだ。毎週末、物件探しの為、地方から車で2時間掛けて現在住んでいる街周辺の物件探しをしていた。
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1日10件以上、内覧をしている家を訪問して、部屋数や内装、外装、色々なところを細かくチェックしていたことに疲れてきた私たちは、次に見つからなかったら家探しは一時休もうと話していた矢先だった。その家は3階建てで、部屋数は少なかったけれど、リビングが広く、外装や内装が、一般の建売住宅には無いデザインだったところに一目ぼれしてしまった。夫もユニークな作りのこの家が気に入り、購入に至ったのだ。あれから年月が経って、メンテナンスの必要があるけれど、今でもますます愛着が湧く我が家は、やはり運命の物件だったのだと思う。