結露が原因となって発生するカビは、気温20〜28度、相対湿度75%以上で栄養と酸素があることが発育条件となります。住宅のつくり方の工夫として、栄養と酸素はどうしようもありません。しかし、もう一つの湿度を適正にすれば、これを防ぐことができます。人の健康に一番良いと言われる湿度、40〜60%を保つようにすることが大切です。「カビによる人体への影響を考えると、壁に繁殖したカビの胞子は1平方センチあたり1億個以上もあります。
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その大きさは数ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)であり、極めて軽いため容易に空気中を浮遊し、呼吸器官や消化器官を通じて人間の体内に侵入します。人間には免疫力があるので、健康であればカビの胞子が体内に入っても、すぐに真菌症に侵されることはありません。しかし、免疫力の弱い老人や子供、なんらかの病気を持っている成人、ストレスやその他で体力が衰退している人などは、カビに対する抵抗力が弱まり、真菌感染症になりやすくなります。特に糖尿病などの慢性病、もしくは癌、血球病、再生不良性貧血、白血球減少症などの血液性疾患を持つ患者は、カビの感染によって死に至ることも多いようです。北里大学の発表によれば、「人の死亡の10%はカビが直接、または間接の原因になっており、糖尿病の慢性疾患の患者が亡くなる場合のほとんどが、真菌感染症であると指摘している」。真菌感染症とは、カビ(真菌)が原因で起きる病気のことです。これでは「たかがカビ」などと言っていられません。